2026/08/30 

教師

夏休み最後、今日から少しずつ変えていく

今年もやってきた「少しのそわそわ」

夏休みも終盤に差しかかると、毎年決まって少しそわそわします。

今年もそうです。

強い不安ではないけれど、確かに感じる。カレンダーを見るたびに、心のどこかが少しだけチクッとするような感覚です。

「なんでだろう?」

そう考えてみると、一つ思い当たったのが生活リズムでした。

休み中も運動する習慣は続けています。でも、普段とは違う生活の中で疲れがたまり、なんとなく「いつものリズムではない」という感覚がある。

もしかしたら、これを読んでいる人の中にも、夏休みの終わりが近づくにつれて、同じような「少しのそわそわ」を感じている人がいるかもしれません。

準備はしている。それでも心配になるのはなぜか

正直に言うと、授業準備はいつもきちんとやってきたつもりです。

手を抜いているわけではありません。

それでも、2学期が近づくとそわそわする。

「これだけ準備しているのに、どうして心配になるんだろう?」

そう考えたとき、気づいたことがあります。

この仕事には、「これで完璧」という終わりがない。

授業のことを考えれば、「もっといい方法があるかもしれない」。

子どもたちのことを考えれば、「もっとできることがあるかもしれない」。

どれだけ準備しても、「まだ何かできるのでは?」という気持ちがどこかに残ります。

だから、やってもやっても心配が完全には消えない。

これは単純に「準備不足だから」という話ではないのだと思います。

むしろ、準備に真剣に向き合えば向き合うほど、終わりが見えなくなることもあるのかもしれません。

過去には、この「終わりのない心配」を抱えたまま、体の疲れも整えずに2学期を迎えてしまったことがありました。

準備はしていたはずなのに、気分がキリッとしない。

なんとなくスイッチが入らないまま、新学期が始まってしまう。

あの感覚は、今でも覚えています。

ただ、今年はあの頃よりも心配が少なくなりました。

理由は、わりとはっきりしています。

経験を重ねる中で、授業準備に使えるリソースやノウハウが増えてきたからです。

以前と同じ時間を使ったとしても、昔より質の高い準備ができるようになった実感があります。

それでも、心配がゼロになるわけではありません。

たぶん、この仕事を続けている限り、多少の心配はこれからもあるのでしょう。

だからこそ、今年は二つのことを大切にしています。

一つは、ノウハウを積み重ねて、準備の質を上げること。

もう一つは、どれだけ準備しても残る心配を受け止められるように、自分の体調を整えること。

仕事の準備と、自分自身の準備。

どちらか一方ではなく、両方が大切なのだと今は思っています。

一気に変えない。でも、今日から始める

夏休み最後のこの時期に、生活を一気に変えようとは思っていません。

急激に変えれば、体に負担がかかります。それがストレスになってしまったら本末転倒です。

だから、少しずつ変えていく。

ただし、ここでいう「少しずつ」は、行動を先延ばしにするという意味ではありません。

行動自体は、今日から始める。

体がその変化に慣れたり、効果を感じたりするのを焦らず待つ。

そんなイメージです。

今年、僕がすぐに始めたことは二つあります。

一つは、早寝早起き。

もう一つは、16時間、食べない時間をつくることです。

食べない時間を意識してつくることで、自分の場合は生活にメリハリが生まれ、体を整えている感覚があります。

大切なのは、「今日からできる」ということ。

そして、いきなり完璧な生活に戻そうとしないことです。

授業準備についても同じです。

今年は、

「最低限、何をやるかだけ決めておく」

ことにしています。

何をやるかさえ決まっていれば、あとはその場に立った自分に任せる。

授業に臨むときの自分の気持ちや、子どもたちとのやり取りまで、今からすべて完璧に決めておく必要はありません。

そのときの自分を信じる。

それも、一つの準備なのだと思います。

早寝早起き。

食べない時間をつくること。

そして、授業で最低限やることを決めておくこと。

どれも、今日から始められる小さな行動です。

大きく変えようとしなくていい。

今日できることを、一つずつ始める。

それだけでも、2学期を迎える自分は少しずつ整っていくはずです。

焦っても仕方ない。だから、今できることに集中する

ここまで生活リズムのこと、仕事の準備のことを書いてきました。

振り返ってみると、その根っこには一つの考え方がありました。

それは、

「焦っても仕方ない」

ということです。

授業準備には終わりがありません。

完璧を目指せば目指すほど、

「まだ足りないのでは?」

という気持ちが追いかけてきます。

そして、その不安を消すためにさらに準備をする。

でも、そもそも終わりがないのだから、どこまでやっても「もっとできる」は残ります。

それなら、自分で終わりを決めればいい。

だから今年は、授業準備で「何をやるか」を先に決めることにしました。

それ以上は、考えすぎない。

これには二つの意味があります。

一つは、「何をやるか」が決まれば、それ以上あれこれ悩まなくて済むこと。

もう一つは、完璧な準備を目指して際限なく考え続けること自体が、焦りを生み出す原因になると気づいたことです。

自分で「ここまで」と決める。

そうすることで、終わりのない不安から少し距離を取る。

これが、焦らずに2学期を迎えるための、今年の僕なりの考え方です。

焦ったからといって、準備が魔法のように整うわけではありません。

むしろ、焦れば焦るほど体は疲れ、心もすり減っていきます。

それなら、

今日決められることを決める。
今日できることをやる。

それで十分です。

生活リズムを少しずつ整えることも、授業準備の範囲を決めることも、根っこは同じなのかもしれません。

全部を一気にコントロールしようとしない。

「今、自分が決められること」に集中する。

それが、この夏休み最後の数日を落ち着いて過ごすための、今の自分なりの答えです。

今日、あなたは何を選びますか?

ここまで、僕が今年やっていることを書いてきました。

生活リズムを少しずつ整える。

授業準備は「何をやるか」だけ決めておく。

そして、焦って全部を整えようとしない。

もしこの記事を読んで、

「自分も何かやってみようかな」

と思ったら、全部やる必要はありません。

一つだけ選んでみるのはどうでしょう。

早寝早起きを、今日から少しだけ意識してみる。

食事の時間を見直してみる。

授業準備で「何をやるか」だけ決めて、あとはそのときの自分に任せてみる。

一つでいい。

小さくても、今日から始める。

それだけで十分だと思います。

そして、夏休みの終わりにそわそわすること自体も、決して悪いことではありません。

それだけ2学期のことを考えている。

子どもたちのことを考えている。

そして、自分自身も「そろそろ整えていこう」と感じている。

そう考えると、このそわそわも少し違って見えてきます。

そわそわは、整えようとしているサイン。

だから、無理に消そうとしなくていい。

焦らなくていい。

今、自分にできることを一つ選ぶ。

そして今日から、少しずつ始めていく。

そんな気持ちで、今年の夏休みを終えようと思います。

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