夏休み最後、今日から少しずつ変えていく
今年もやってきた「少しのそわそわ」
夏休みも終盤に差しかかると、毎年決まって少しそわそわします。
今年もそうです。
強い不安ではないけれど、確かに感じる。カレンダーを見るたびに、心のどこかが少しだけチクッとするような感覚です。
「なんでだろう?」
そう考えてみると、一つ思い当たったのが生活リズムでした。
休み中も運動する習慣は続けています。でも、普段とは違う生活の中で疲れがたまり、なんとなく「いつものリズムではない」という感覚がある。
もしかしたら、これを読んでいる人の中にも、夏休みの終わりが近づくにつれて、同じような「少しのそわそわ」を感じている人がいるかもしれません。
準備はしている。それでも心配になるのはなぜか
正直に言うと、授業準備はいつもきちんとやってきたつもりです。
手を抜いているわけではありません。
それでも、2学期が近づくとそわそわする。
「これだけ準備しているのに、どうして心配になるんだろう?」
そう考えたとき、気づいたことがあります。
この仕事には、「これで完璧」という終わりがない。
授業のことを考えれば、「もっといい方法があるかもしれない」。
子どもたちのことを考えれば、「もっとできることがあるかもしれない」。
どれだけ準備しても、「まだ何かできるのでは?」という気持ちがどこかに残ります。
だから、やってもやっても心配が完全には消えない。
これは単純に「準備不足だから」という話ではないのだと思います。
むしろ、準備に真剣に向き合えば向き合うほど、終わりが見えなくなることもあるのかもしれません。
過去には、この「終わりのない心配」を抱えたまま、体の疲れも整えずに2学期を迎えてしまったことがありました。
準備はしていたはずなのに、気分がキリッとしない。
なんとなくスイッチが入らないまま、新学期が始まってしまう。
あの感覚は、今でも覚えています。
ただ、今年はあの頃よりも心配が少なくなりました。
理由は、わりとはっきりしています。
経験を重ねる中で、授業準備に使えるリソースやノウハウが増えてきたからです。
以前と同じ時間を使ったとしても、昔より質の高い準備ができるようになった実感があります。
それでも、心配がゼロになるわけではありません。
たぶん、この仕事を続けている限り、多少の心配はこれからもあるのでしょう。
だからこそ、今年は二つのことを大切にしています。
一つは、ノウハウを積み重ねて、準備の質を上げること。
もう一つは、どれだけ準備しても残る心配を受け止められるように、自分の体調を整えること。
仕事の準備と、自分自身の準備。
どちらか一方ではなく、両方が大切なのだと今は思っています。
一気に変えない。でも、今日から始める
夏休み最後のこの時期に、生活を一気に変えようとは思っていません。
急激に変えれば、体に負担がかかります。それがストレスになってしまったら本末転倒です。
だから、少しずつ変えていく。
ただし、ここでいう「少しずつ」は、行動を先延ばしにするという意味ではありません。
行動自体は、今日から始める。
体がその変化に慣れたり、効果を感じたりするのを焦らず待つ。
そんなイメージです。
今年、僕がすぐに始めたことは二つあります。
一つは、早寝早起き。
もう一つは、16時間、食べない時間をつくることです。
食べない時間を意識してつくることで、自分の場合は生活にメリハリが生まれ、体を整えている感覚があります。
大切なのは、「今日からできる」ということ。
そして、いきなり完璧な生活に戻そうとしないことです。
授業準備についても同じです。
今年は、
「最低限、何をやるかだけ決めておく」
ことにしています。
何をやるかさえ決まっていれば、あとはその場に立った自分に任せる。
授業に臨むときの自分の気持ちや、子どもたちとのやり取りまで、今からすべて完璧に決めておく必要はありません。
そのときの自分を信じる。
それも、一つの準備なのだと思います。
早寝早起き。
食べない時間をつくること。
そして、授業で最低限やることを決めておくこと。
どれも、今日から始められる小さな行動です。
大きく変えようとしなくていい。
今日できることを、一つずつ始める。
それだけでも、2学期を迎える自分は少しずつ整っていくはずです。
焦っても仕方ない。だから、今できることに集中する
ここまで生活リズムのこと、仕事の準備のことを書いてきました。
振り返ってみると、その根っこには一つの考え方がありました。
それは、
「焦っても仕方ない」
ということです。
授業準備には終わりがありません。
完璧を目指せば目指すほど、
「まだ足りないのでは?」
という気持ちが追いかけてきます。
そして、その不安を消すためにさらに準備をする。
でも、そもそも終わりがないのだから、どこまでやっても「もっとできる」は残ります。
それなら、自分で終わりを決めればいい。
だから今年は、授業準備で「何をやるか」を先に決めることにしました。
それ以上は、考えすぎない。
これには二つの意味があります。
一つは、「何をやるか」が決まれば、それ以上あれこれ悩まなくて済むこと。
もう一つは、完璧な準備を目指して際限なく考え続けること自体が、焦りを生み出す原因になると気づいたことです。
自分で「ここまで」と決める。
そうすることで、終わりのない不安から少し距離を取る。
これが、焦らずに2学期を迎えるための、今年の僕なりの考え方です。
焦ったからといって、準備が魔法のように整うわけではありません。
むしろ、焦れば焦るほど体は疲れ、心もすり減っていきます。
それなら、
今日決められることを決める。
今日できることをやる。
それで十分です。
生活リズムを少しずつ整えることも、授業準備の範囲を決めることも、根っこは同じなのかもしれません。
全部を一気にコントロールしようとしない。
「今、自分が決められること」に集中する。
それが、この夏休み最後の数日を落ち着いて過ごすための、今の自分なりの答えです。
今日、あなたは何を選びますか?
ここまで、僕が今年やっていることを書いてきました。
生活リズムを少しずつ整える。
授業準備は「何をやるか」だけ決めておく。
そして、焦って全部を整えようとしない。
もしこの記事を読んで、
「自分も何かやってみようかな」
と思ったら、全部やる必要はありません。
一つだけ選んでみるのはどうでしょう。
早寝早起きを、今日から少しだけ意識してみる。
食事の時間を見直してみる。
授業準備で「何をやるか」だけ決めて、あとはそのときの自分に任せてみる。
一つでいい。
小さくても、今日から始める。
それだけで十分だと思います。
そして、夏休みの終わりにそわそわすること自体も、決して悪いことではありません。
それだけ2学期のことを考えている。
子どもたちのことを考えている。
そして、自分自身も「そろそろ整えていこう」と感じている。
そう考えると、このそわそわも少し違って見えてきます。
そわそわは、整えようとしているサイン。
だから、無理に消そうとしなくていい。
焦らなくていい。
今、自分にできることを一つ選ぶ。
そして今日から、少しずつ始めていく。
そんな気持ちで、今年の夏休みを終えようと思います。

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