最近、木村拓哉さんが出演している昔のドラマをよく見ている。
『ラブ ジェネレーション』を見て、そのあと『ロングバケーション』、そして今は『HERO』も見ている。
20年ぐらい前の作品なのに、面白い。
もちろんストーリーそのものも面白いのだけれど、何本か続けて見ているうちに、ドラマとは少し違うところにも目がいくようになった。
役者さんって、すごい
当たり前のことなのかもしれないけれど、まず思ったのがこれだった。
役者さんって、すごい。
同じ木村拓哉さんなのに、『ロングバケーション』を見ているときには瀬名に見えるし、『ラブ ジェネレーション』を見ているときには哲平に見える。
そりゃそうかw
話し方も、表情も、立ち振る舞いも違う。
一つの作品に入ったら、その人として生きる。
役に合わせて自分の表現を変え、その人物の気持ちを表情や声、行動で伝えている。
そんなことを考えながら見ると、ドラマの見え方も少し変わってきた。
そして、恋愛ドラマを続けて見ていて、もう一つ感じたことがある。
人の気持ちって、変わるんだな。
嫌いだった人が気になる存在になったり、好きだったはずなのにすれ違ったり。
「ずっとこうだ」と思っていた気持ちが、誰かとの出会いや一つの出来事をきっかけに動いていく。
ただ、ここで少し考えた。
本当に人の気持ちは「突然」変わるのだろうか。
もしかしたら突然変わったように見えるだけで、その前から小さな変化が積み重なっていたのかもしれない。
急に変わるってことはないと思うな。変わっていく過程で少しずつ変化したり、行動したりしたことが積み重なっているんやと思う。
「話さないと、伝わらない」
『ラブ ジェネレーション』を見ながら何度も思った。
「いや、それ言わないとわからんやろ!」
自分では相手のことを思っている。
自分の中にはちゃんと理由がある。
でも、それを言葉にしていなければ、相手には分からない。
むしろ、言わないことで相手は別の意味に受け取ってしまうことすらある。
人間関係って難しい。
相手の気持ちを考えることは大切だけれど、考えるだけでは伝わらない。
自分の気持ちを言葉にすることも、同じくらい大切なんだと思う。
敢えて言わないとか察してくれるだろうとか。
それも相手からすると何を考えているか分からないってことになっている時もあったと思う。
家族と一緒に散歩しながら、自分の思ったことを口にすることで良好な関係を築くことにつながったこともあったよ。
人はどうやって変わるのだろう
そして、一番考えたのが「人が変わる」ということだった。
ドラマでは、登場人物が大きく変わったように見える瞬間がある。
でも現実では、朝起きたら突然別人になっている、なんてことはない。
じゃあ、人はどうやって変わっていくのだろう。
自分は、
「変わりたい」という気持ちが最初にあるんじゃないか
と思った。
変わりたい。
こうなりたい。
このままでは嫌だ。
そんな気持ちがある。
だから、勇気を出して一歩踏み出す。
今まで言えなかったことを言ってみる。
今までやらなかったことをやってみる。
そして、
「あ、できた」
「やったぞ」
という小さな経験をする。
その経験が積み重なって、少しずつ自分の中に変化が起こる。
だから、
気持ち → 行動 → 経験 → 変化
なのではないかと思う。逆もありえるね。
人は一日で劇的に変わるわけではない。
小さな一歩を繰り返しながら、じんわり、じんわり変わっていく。
『ロングバケーション』や『ラブ ジェネレーション』を見ながら、そんなことを考えた。
でも、ここでまた一つ疑問が出てきた。
では、「変わりたい」という気持ちはどこから生まれるのか
自分は「気持ちが先」と考えた。
でも、その気持ちだって、何もないところから突然生まれるわけではない。
誰かと出会った。
誰かに認めてもらった。
悔しい経験をした。
今まで知らなかった世界を知った。
そんな経験があって、
「自分も変わりたい」
と思うのかもしれない。
だとしたら、
出会い・経験 → 気持ち → 行動 → 新しい経験 → 変化
なのだろうか。
そして変わった自分が、また新しい人や出来事に出会う。
そう考えると、人の成長は一直線ではなく、ぐるぐる回りながら少しずつ前へ進んでいくものなのかもしれない。
ドラマを見始めたときは、こんなことを考えるつもりはなかった。
昔のドラマ、面白いな。
キムタク、やっぱり格好いいな。
そのくらいだった。
でも、何本か続けて見ていると、登場人物が誰かと出会い、悩み、行動し、少しずつ変わっていく姿に目がいくようになった。
そして、それを見ながら自分自身のことも考えるようになった。
人はどうやって変わるのだろう。
人との出会いは、自分をどう変えるのだろう。
そして、自分はこれからどう変わっていきたいのだろう。
まだ、自分の中でも答えは出ていない。
でも、もしかすると大切なのは、劇的に自分を変えることではないのかもしれない。
「こうなりたい」と思ったときに、ほんの少し勇気を出して、昨日とは違う行動を一つしてみる。
その小さな一歩が積み重なった先で、振り返ったときに、
「あ、自分、ちょっと変わったな」
と思える。
人が変わるって、案外そういうものなのかもしれない。

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